バリャドリードに勝利で首位アトレティコに肉薄

バルセロナは現地時間4月5日に行われたリーガ・エスパニョーラ第29節でバジャドリードと対戦。終了間際に決勝点が決まりホームチームが1-0で勝利を収めた。

今節首位のアトレティコ・マドリードがセビージャに敗れたため、勝てば勝ち点差を1に縮められるバルセロナ。リーグ戦5連勝で迎えたのは残留争いを繰り広げるバジャドリードとしっかり勝ち切りたいところだが、前半は組織的な守備を形成するアウェイチームに苦しみ、頼みのエースであるリオネル・メッシも思うように仕事をさせてもらえない。

そんな試合を動かしたのは今季復調をみせているウスマン・デンベレ。後半のアディショナルタイムにフレンキー・デ・ヨングの右サイドからのクロスに途中出場のロナルド・アラウホが頭で合わせると、最後はファーサイドに位置していたフランス代表FWが左足を振り抜く。ボールはバジャドリードゴールを破り試合は決まった。

下位相手に苦しみながらリーグ戦6連勝を飾り、首位のアトレティコに勝ち点差1まで迫ったバルセロナ。今季序盤は躓く試合もみられ新たに就任したクーマンの手腕も疑問視されたが、このオランダ人指揮官は過渡期にある難しい状況のなかチームの戦い方を模索。3バックの導入でのデ・ヨングのCB起用やペドリ、セルジーニョ・デスト、オスカル・ミンゲサといった若手を抜擢するなど新たなバルセロナの形を示してきた。

そしてここに来てメッシ、ジョルディ・アルバらこれまでのバルセロナを支えてきた選手たちもトップフォームを取り戻しつつある。さらに、アントワーヌ・グリーズマンやデンベレといった高額の移籍金で獲得した選手たちも自身のバルセロナにおける役割を見出しつつあり、クーマンのもとで若手、ベテラン、中堅のバランスが整った機能性の高いチームへと変貌を遂げてきた。

そんななかで次節に迎えるのは3位のレアル・マドリード。バルセロナと同じく中盤以降にかけて復調し優勝争いに加わってきたジネディーヌ・ジダン率いるチームだ。カリム・ベンゼマやルカ・モドリッチなど豊富な経験を持つ選手を揃えるチームとの対戦だが、アトレティコを逆転しリーガを制するために、クーマンが作り上げてきたチームが百戦錬磨の相手にどのような戦いを見せるのかは興味深い。

リーグ戦19試合負けなしの快進撃で首位アトレティコに迫ってきたバルセロナ。クーマンが試行錯誤を重ねながら作り上げてきた新たなチームがレアルと迎えるエル・クラシコ、そしてその先に見据えるリーガ制覇に向けてどのような歩みを進めるのかは注目だ。