「とてつもない選手だと思う」

2020-21シーズン、プレミアリーグで圧倒的な得点力を誇っているのがトッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインだ。ここまでリーグ戦30試合に出場して21ゴール。スパーズのエースは今季も好調をキープし、プレミア得点ランキングでトップを走る活躍を披露している。

しかし、今季のプレミアで注目すべきストライカーは彼だけでない。昇格組で躍動する点取り屋の活躍からも目を離すことはできないのだ。その点取り屋とは、リーズ・ユナイテッドに所属するFWパトリック・バンフォード(27)。昨季チャンピオンシップで16ゴールを挙げた男は、プレミアでもリーズのエースとして得点を量産中。ここまで31試合に出場し、得点ランキング4位タイにつける14ゴールを記録している。開幕前、昇格組のストライカーがどこまで通用するかにはひとつ注目が集まっていたが、バンフォードは見事プレミアに適応して見せている。

なかでも、注目すべきはその積極性。バンフォードは今季ここまでシュートを80本放っているが、これはケインに次ぐリーグ2位の数字だ。そのせいでシュート決定率(18.18%)が少し下がっている節もあるが、多少無理な距離や角度でも恐れずにゴールを狙う彼は相手守備陣からしてみれば脅威でしかないだろう。データ的にはそこまで優秀に映らないかもしれない選手だが、ストライカーの怖さというのは実際に対峙してみなければわからない。バンフォードはまさにそんな点取り屋と言えるか。

「バンフォードはとてつもない選手だと思うよ。シーズン開幕前、『リーズにはちゃんとしたゴールスコアラーが必要だ。バンフォードでは不十分』なんて意見をも聞こえてきたけど、今の彼はそれが間違いだったと証明している。私も嬉しいよ。バンフォードは並外れた選手だ。決定率は凄まじく、チームのスタイルにも適したプレイを見せている。非常に貴重な選手だ」(英『Daily Mirror』より)

次節リーグ戦で対戦するリヴァプールのユルゲン・クロップ監督も、バンフォードの実力をこのように認めている。決定率自体は低くても、どこからでもシュートを狙っている昇格組のフィニッシャー。爪痕は完璧に残していると言っていいだろう。

はたして、バンフォードは今季のプレミアであと何ゴールを積み上げることとなるのか。クロップも認めるストライカーのゴールラッシュは、これからも止まらない。