得点はFW陣に頼るしかないか

EURO2020グループステージ初戦でスウェーデン代表と0-0で引き分けたスペイン代表では、早くも攻撃部分に厳しい視線が向けられている。

スウェーデン戦では決定機を外したFWアルバロ・モラタが批判を浴びたが、気になるのは前線だけではない。

今のスペインはMF陣にも得点を奪えるタイプの選手が不足しているのだ。

足下の技術、展開力に文句はつけられないが、今のスペイン代表MF陣はゴール前に顔を出すタイプの選手がほとんどいない。

例えばスウェーデン戦に先発したアトレティコ・マドリード所属MFコケは、代表通算51試合で1点も決めていない。

過去にはダビド・シルバやセスクがいた

途中出場したリヴァプールMFチアゴ・アルカンタラは代表通算43試合で2得点、期待のバルセロナMFぺドリはまだ代表で無得点、ナポリMFファビアン・ルイスは13試合で3得点、ライプツィヒMFダニ・オルモは12試合で3得点だ。

ファビアン・ルイスとダニ・オルモの数字は悪くないが、やはりまだ代表での経験が浅い。どちらもEUROやワールドカップといったメジャートーナメントでは得点を決めていないため、その得点力は未知数なところもある。

攻撃的な選手ではないが、中盤の底に長く君臨してきたMFセルヒオ・ブスケッツも123試合で2得点のみ。今のスペインは得点部分をFWに頼る必要があり、スウェーデン戦でも露呈した決定力不足問題は今後の戦いにも深刻な影響を与える可能性がある。

過去には現レアル・ソシエダMFダビド・シルバや、モナコMFセスク・ファブレガスのようにゴール前まで顔を出す攻撃的なMFがいてくれた。ダビド・シルバは代表通算35得点を挙げており、こうしたMFがいなくなってしまったのは痛い。

今回はセットプレイで頼りになるDFセルヒオ・ラモスも召集されていないため、スペインの攻撃オプションは限られている。第2戦目以降誰が得点を決めていくのか。ヒーローになるFWが現れない限り、上位進出は厳しいか。