ウクライナ代表で印象的なパフォーマンス

2014年のクラレンス・セードルフに始まり、近年のミランは若いクラブOBに何度か指揮官を任せてきた。

ただ、これがほとんど結果に繋がらない。セードルフ、フィリッポ・インザーギ、クリスティアン・ブロッキ、ジェンナーロ・ガットゥーゾと続けてきたが、優勝に近づけた者はゼロだ。

現役時代に優れた成績を残していたとしても、優秀な指揮官になれるとは限らない。ミランはこの短期間でそれを何度も味わってきたのだ。

しかし、もう1人興味深い指揮官が出てきた。現在ウクライナ代表を指揮しているアンドリー・シェフチェンコだ。

シェフチェンコは2004年にバロンドールを獲得したウクライナの英雄であり、ミランでもセリエAとチャンピオンズリーグを制覇しているレジェンドストライカーだ。

まだウクライナ代表しか監督経験がないものの、ウクライナ代表をEURO2020でベスト8に導くなどシェフチェンコはきっちりと結果を残している。

若い選手を起用しつつ、後方からの組み立てにも工夫を加えるなど、シェフチェンコは上手くいけば指導者としても大きな成功を収めるかもしれない。その舞台が古巣ミランならば、サポーターにとってこれほど嬉しいことはない。

伊『Sky Italia』によると、ミランでコーチも務め、ウクライナ代表ではアシスタントコーチも務めてきたマウロ・タソッティはシェフチェンコがミラン復帰に興味があると語る。

「シェバの中にミランへの帰還は頭にあると分かっている。将来的にそれがやりたいのだろうと思うよ」

クラブの指揮官としては実績を残していないが、ウクライナ代表での仕事ぶりには期待が持てる。数年後にはシェフチェンコが監督候補になる可能性もあり、名ストライカーが名将になれるのか注目だ。