OA枠で東京行きを決めた24歳

今月開幕する東京五輪にて、2大会連続10回目の出場を果たすU-24ドイツ代表。グループDに割り振られた関係上、U-24日本代表とは準決勝まで対戦することはない同代表だが、その戦いぶりは大会開幕直後から注目しておくべきだろう。それほど今回のU-24ドイツ代表にはおもしろい選手が各ポジションに揃っている。

そんなU-24ドイツ代表のなかでも、特に注目しておきたい選手は誰か。何人か候補はいるものの、今大会のOA枠でメンバー入りを果たしたMFナディーム・アミリ(24)は非常に興味深いプレイヤーと言えるだろう。

ホッフェンハイムの下部組織から2014年にトップチーム昇格を果たすと、そこから5シーズン在籍した後の2019年夏にレヴァークーゼンへと活躍の場を移したアミリ。中盤で攻撃的な役割を担いながら、今季は公式戦39試合に出場。シーズン途中までブンデスリーガのダークホース的存在として奮闘したレヴァークーゼンの中心として、チームの中盤を司った。

そんなアミリのブンデスリーガで記録したスタッツも見てみよう。それぞれリーグトップクラスとまではいかないものの、2020-21シーズンの同選手はパス成功率(85.53%)やキーパス数(38本)、ロングボール成功率(64.77%)といったスタッツで印象的な数字を残している(各種スタッツはデータサイト『SofaScore』より)。突出こそしていないものの、優れたポテンシャルを備えていることは確かだ。こうした数字を見るに、今回の東京五輪ではU-24ドイツ代表における中盤のパスワークを司る存在として重宝されそうだ。

ホッフェンハイム時代には、あのユリアン・ナーゲルスマン監督をして「ナディームは特別な選手。並外れた才能を持っており、完成した暁にはとんでもないレベルに到達するだろう」とまで言わしめたアミリ。はたして、今回の東京五輪で彼はその類まれな才能をどこまで見せつけることができるだろうか。U-24日本代表の戦いにも注目したい今大会だが、ほかにも気になる選手は多い。