補強も大きいが大事なのは戦い方

セルヒオ・ラモス、アクラフ・ハキミ、ジョルジニオ・ワイナルドゥムの獲得を発表したパリ・サンジェルマン。この他にもイタリア代表のジャンルイジ・ドンナルンマの獲得間近とも言われており、着実に戦力の強化に成功している。

来季期待したいのはリーグの王座奪還とチャンピオンズリーグのタイトルだろう。リーグ・アンは最後までリールと争ったが、あと1ポイントが足りず、2位でシーズンを終えることになった。しかし、これに関してはそこまで問題ではないと言える。昨季強かったリールだが、守護神であったマイク・メニャンは移籍し、主力であったスヴェン・ボトマンにはビッグクラブからの引き抜きの話が聞こえている。彼らの穴を補う補強はあると思うが、今夏のPSGの補強を考えればリーグタイトル獲得は安心できる。

問題はCLだ。昨季は強豪バイエルン・ミュンヘンを倒し、一時は彼らの年とも言われていたが、マンチェスター・シティに敗れてしまった。また、マンCとの試合内容はバイエルンのようにギリギリの戦いではなく、2戦合計1-4のスコアからも分かる通り、力の差を見せつけられる展開となった。自慢のネイマール、キリアン・ムバッペの破壊力抜群のカウンターも封殺され、完全にペースを握られてしまっていた。

そこで気になるのは今後のCLでの戦い方だ。これまでは中盤にイリドッサ・ゲイェやダニーロ・ペレイラ、レアンドロ・パレデスといったボール奪取に強みを持つ選手を配置し、ショートカウンターからの得点パターンを主軸として戦ってきた。しかし、その戦い方が完全に止められてしまったのが昨季の敗因であり、そこを解決しなければ来季も勝ち上がってくるであろうマンCが壁となる可能性は高い。

だが、ワイナルドゥムの加入で、より中盤からボールを支配できることになった。前季と違い守備的MFを3人並べなくても済むのは大きいかもしれない。

今後の戦術については指揮官であるマウリシオ・ポチェッティーノに委ねられることになるが、彼が来季どのような戦いを見せるのか注目だ。