メジャートーナメント直後の就任はナーゲルスマンにとっても難しい

2012-13シーズンより続くブンデスリーガ連覇の記録は新シーズンも続くのだろうか。

新シーズンよりバイエルンは青年監督ユリアン・ナーゲルスマン体制となるが、ブンデスリーガ連覇の記録を継続できるか気にしているファンも多いだろう。

戦力的にはバイエルンが他クラブを上回るが、指揮官交代が上手くいくかはまだ分からない。

1つ気になるのは、FWトーマス・ミュラーだ。ミュラーは先日までドイツ代表の一員としてEURO2020を戦っていたが、ミュラーは代表メジャートーナメント参戦後のシーズンで数字を落とすケースが何度かあった。

例えばEURO2016に参戦してから迎えた2016-17シーズン、リーグ戦の成績は5得点12アシストに留まった。十分な数字とも思えるが、その前のシーズンに20得点奪っていたことを考えると、少し寂しい。

続く2017-18シーズンは8得点14アシストまで数字が上がっているため、やはりEURO2016参加の影響が多少はあったのかもしれない。また、このシーズンよりバイエルンは指揮官がジョゼップ・グアルディオラからカルロ・アンチェロッティに代わっていた。それも影響したのかもしれない。

この傾向は2018年のワールドカップ・ロシア大会後も続き、ミュラーは2018-19シーズンを6得点9アシストで終えている。こちらも前のシーズンから得点、アシストの両方が落ちており、疲労が残っていたと考えることもできる。

またこの時も、バイエルンは指揮官がニコ・コバチに代わっている。2016年、2018年、そして今夏のナーゲルスマン就任と、代表メジャートーナメント直後に指揮官が交代する流れがバイエルンでは続いている。主力の多くが代表チームで戦っているため、指揮官としては新シーズンへの準備が難しくなるだろう。そこは2021-22シーズンも注目ポイントの1つとなるはずだ。

ミュラーは2019-20シーズンに8得点21アシスト、2020-21シーズンは11得点18アシストの数字を残しているが、EURO2020参戦後の新シーズンの成績はどうなるだろうか。過去と同じように数字が落ちる場合は、ナーゲルスマンにとっても難しいことになるかもしれない。

それでもバイエルン優位は変わらないが、ドルトムントやライプツィヒとしては指揮官交代直後のシーズンにサプライズを起こしたいところ。セリエAでは昨季ついにユヴェントスの連覇が途切れたが、ブンデスリーガでも同じことは起こるのか。熱い優勝争いに期待したいところだ。