中盤にも人材は揃ってきた

昨季のリーグ戦は惜しくも5位で終わったレスター・シティ。ELの出場権は取れたものの、昨シーズンの彼らであれば、トップ4入りは固かった。

では、なぜ失速したのか。一つは選手層の薄さが出てしまった。守備陣では3バックを採用しており、左からチャグラル・ソユンク、ジョニー・エヴァンズ、ウェズレイ・フォファナの3人は素晴らしかったが、彼らに続く存在がおらず、エヴァンズの離脱から順位を落としている。これは守備陣以外でも起きており、チームの要であるダブルボランチはユーリ・ティーレマンスとウィルフレッド・エンディディが最終節まで出ずっぱりであった。ティーレマンスは終盤のFA杯ファイナルで見事な活躍をしたが、疲労でパフォーマンスが落ちていたことは事実だ。

そのためにリールから獲得されたのがMFブバカリ・スマレだ。フランスの世代別代表に選ばれている彼だが、ボール奪取の技術に長けており、その点はレスターでいえばエンディディタイプだ。が、足元でボールを扱う技術や配球力が高く、ティーレマンスタイプともいえる。まさに攻守共に強みを持っているハイブリッドな中盤だ。また、22歳と若く実力があるため、競争力も生まれるか。加えて既存戦力であるデニス・プラートもボランチを任せられる選手であり、中盤の人員不足問題はほぼ解決できるかもしれない。

このように今夏の補強で弱点を埋めたレスター。残りは前述したエヴァンズに代わるディフェンスリーダーになれるセンターバックだが、獲得したという報道はない。難しい人材であるため、ターゲット探しに難航しているようだが、そこさえ決まれば、21-22シーズンのレスターは上位を争えるクラブであると言える。