強さ、速さ、賢さを兼ね備えている

プレミア開幕戦のトッテナム戦で敗れるも、そこで崩れることなくその後のノリッジ戦、アーセナル戦に大勝したマンチェスター・シティ。この2試合で攻撃陣が計10得点を決めたが、守備陣も負けじとクリーンシートを達成している。

その中でも守備陣の中心としてチームを支えたのはルベン・ディアスだ。昨季のシーズン途中にチームに加入し、不安定だった守備陣を一瞬にしてプレミアトップクラスに変貌させたポルトガル代表DF。EURO2020では惜しくも、ベスト16で姿を消したが、そこでコンディションを落とすことなく、クラブに合流しここまで素晴らしいパフォーマンスを披露している。

マンCはディアスとの契約を2027年まで延長したことを発表した。満了となれば30歳までクラブに在籍することになる。16-17シーズンに指揮官であるジョゼップ・グアルディオラが就任してから毎年のようにセンターバックを補強していたが、ようやく他のポジジョンにお金を回せるようになった。これもディアスの活躍のおかげだ。

また、現在アンデルレヒトで監督を務めている元マンCのヴァンサン・コンパニのようなディフェンスリーダータイプであることもディアスが重宝される要因だろう。ジョン・ストーンズやアイメリック・ラポルト、ネイサン・アケは優秀なセンターバックだが、チームを引っ張るタイプの選手ではない。だが、ディアスは良いプレイを見せれば、ハイタッチなどのコミュニケーションで周りを鼓舞しており、昨季のCLパリ・サンジェルマン戦ではそういったシーンが良く見られた。何気ないことではあるが、ディアスの加入から守備力が向上しており、こういったコミュニケーションも大事なのではないだろうか。

ディアスの加入で劇的に守備が改善されたマンC。今季は念願のストライカーを補強できなかったが、ディアスを中心とした堅守を武器にプレミア、CLでのタイトル獲得を期待したい。