東京NBに2-1と逆転勝利

日本での女性初となるサッカープロリーグWEリーグが2021年9月12日に開幕。昨季のなでしこリーグを制した三菱重工浦和レッズレディースと、なでしこリーグで17度の優勝経験がある日テレ・東京ヴェルディベレーザの一戦は大きな注目を集めた。

この試合で輝きを放ったのが、東京オリンピックにも出場した塩越柚歩だ。引き分けかと思われた一戦に決着を付けたのは彼女の右足だった。

1-1で迎えた88分、塩越は島田芽依のシュートのこぼれ球を拾う。すると華麗な身のこなしから反転しながらシュートを放ち、ボールはゴール右に吸い寄せられて逆転弾となる。終了間際に決まったスーパーゴールでチームのリーグ初勝利を手繰り寄せた。

昨季はレギュラーを勝ち取ってなでしこリーグ優勝に貢献し、自身初のベストイレブンにも選出。そんな塩越は代表デビューから激動の3カ月を過ごしている。今年の6月になでしこジャパンでデビューすると、初得点もマークする。

さらに7月から行なわれた東京五輪のメンバーに選出され、2試合にスタメン出場。そして9月にWEリーグの開幕戦で決勝ゴールを決め、チームを勝利に導いている。

サッカープレイヤーとして大きな自信を掴む3カ月だっただろう。昨季は主力定着を目指して奮闘していた彼女が今はチームを支える1人となった。サイドハーフで足元の技術やキックを武器とする塩越。WEリーグ開幕に先駆けて行なわれたフレンドリーマッチでは、チームトップタイの3得点を決めるなど、フィニッシャーとしても優れている。リーグ開幕後も塩越が好調を維持できれば、浦和を初代WEリーグ女王に導くことも可能だろう。