大事な試合だが若手の育成も行いたい

10月に予定されているワールドカップ・カタール大会に向けたアジア最終予選を戦う日本代表が発表された。相手はサウジアラビアとオーストラリアになっており、日本が所属するグループBでは最大のライバルとなる2ヵ国だ。

そんな重要な試合に臨むメンバーのなかで、注目したいのはやはり若いサイドバックか。以前までの日本代表では右に酒井宏樹、左に長友佑都の布陣が不動であったが、ここ最近ではその序列は崩れてきている。特に長友は厳しくFC東京に復帰したが、以前のようなパワフルな姿は見せられていない。

そこで代役となるのは中山雄太と橋岡大樹か。2人とも先日行われた東京五輪ではサイドバックとして活躍しており、日本のベスト4入りに貢献している。

橋岡に関してはオーバーエイジ枠であった酒井にポジションを譲ったが、酒井が累積で出場停止になると、スタメンに復帰。高精度のクロスと粘り強い守備で酒井と遜色のないパフォーマンスを披露した。所属クラブであるシント・トロイデンでは右のウイングバックではあるものの、不動の地位を築いており実戦経験も十分だ。

中山も橋岡同様に東京五輪での活躍が懐かしい。本職が中盤ながら左サイドバックとしてU-24では無くてはならない存在として活躍しており、特に守備ではメキシコ代表のディエゴ・ライネスに一歩も引かない姿を見せ、高い評価を得た。攻撃でもクロスを武器に貢献しており、長友の後継者としては十分の能力を持っている。ズヴォレでもサイドバックと中盤を兼任しており、問題ないか。

攻守において重要な働きを持つサイドバック。森保一監督も重視しており、長友、酒井、橋岡、中山に加え、室屋成、アーセナルではサイドバックを務める冨安健洋の計6名を招集している。久保建英の台頭した2列目、田中碧が抜けているボランチに比べ世代交代が遅れているサイドバック。大事な最終予選ではあるが、長友、酒井に代わる新たな両サイドのコンビを探す必要がありそうだ。