ストライカーではなくなっている

ワールドカップ・カタール大会に向けたアジア最終予選に臨む日本代表メンバーが発表され、FW登録には大迫勇也とオナイウ阿道が選出された。メンバーとしては不動の大迫とフランスで好調を維持するオナイウとなっており、目新しさはない。

10月に予定されているサウジアラビア戦で先発起用されるのはまず間違いなく大迫だろう。直近のオマーン戦、中国戦でも大迫が[4-5-1]の1トップを務めており、森保一監督からの信頼度の高さもうかがえる。所属クラブであるヴィッセル神戸でも不動の存在として地位を確立しており、直近の川崎フロンターレ戦では持ち前のポストプレイから他選手をサポートする動きでアシストを記録した。調子は悪くなさそうだ。しかし、問題は得点力不足か。19-20シーズンにブレーメンで8ゴールを記録した以降、クラブ単位では得点を決めておらず、昨季はまさかのリーグ戦0ゴールに終わっている。今季もここまでゴールはなく、早く無得点から抜け出したい。

そんな大迫の得点力不足だが、シュートの少なさが関係しているのか。直近の川崎フロンターレ戦、清水エスパルス戦、コンサドーレ札幌戦で先発フル出場を果たしているが、枠内シュートはわずかに札幌戦で放った2本のみとなっており、270分で2本は少なすぎる。単純にたくさんシュートを打てばよいものでもないが、もう少しボックス内で怖さを見せる選手になって欲しい。代表でいえば現スペイン2部のカルタヘナに在籍する岡崎慎司のような積極性だ。

前線ではポストプレイを中心に攻撃を活性化させる大迫。ここ数年のゴールの少なさは深刻であり、同じく得点力不足に陥っている代表のことを考えても、ボックス内での積極性は必要となる(データは『Sofa Score』より)。