日本には少ないタイプだ

今夏の移籍市場ではサガン鳥栖から林大地を獲得したシント・トロイデン。日本人が多く在籍するクラブであり、過去にはシュツットガルトの遠藤航やフランクフルトの鎌田大地、アーセナルの冨安健洋らがそれぞれ日本のクラブから加入しており、Jリーグと海外を繋ぐクラブだ。

そんなシント・トロイデンだが、今夏には林に加えアラベスからローンでFW原大智を獲得している。

FC東京出身の原。昨季クロアチアのイストラへ移籍するとその高い能力が評価され、スペイン1部であるアラベスに引き抜かれている。22歳という若さもあって即戦力ではない将来を見据えた補強だったか、リーガ・エスパニョーラで活躍できた日本人は少なく、今後の原が楽しみだ。

このように武者修行に出されている原は前線での起用が多く、直近では鈴木優磨との2トップが鉄板となっている。原は191cmと恵まれた体格の持ち主であり、オーステンデ戦はその大きな体を生かしたポストプレイでチームに貢献している。また、この試合ではこぼれ球を詰めた形とはなったが、移籍後初ゴールを記録しており、得点量産に期待が掛かる。

日本代表では何かとストライカー不足が深刻だが、この原もその問題を解決できる可能性のある一人だ。日本人離れしたその長身は武器であり、代表でいえばハーフナー・マイク以来の長身FWだ。しかし、ボールを持った際の咄嗟の判断力やプレイの精度はまだまだ改善が必要であり、そういった部分は同僚の鈴木から吸収して欲しい。

大迫勇也の後釜が育っていない中で、日本人ストライカーを3名も抱えるシント・トロイデン。有力候補は昨季17ゴールを決めた鈴木だが、原、林の両名も日本代表に食い込めるか。