カリブ海予選にて攻撃陣が好調

北中米を代表する強豪国といえば、サッカーファンが真っ先に思い浮かべるのはメキシコ代表、それに続いてアメリカ代表、コスタリカ代表といったところではないだろうか。

この勢力図は今も大きくは変わっていないが、彼らに戦いを挑んでいるのが史上最強世代と言われるカナダ代表だ。

カナダ代表といえば、バイエルンで超高速左サイドバックとしてブレイクする20歳のアルフォンソ・デイビスが有名だ。

代表戦でのデイビスは攻撃的なポジションを担当することが多く、ここまで代表戦では通算25試合で9得点と活躍。今行われているワールドカップ・カタール大会へ向けた北中米カリブ海予選でも5得点を記録している。

そんなカナダが同国史上最強と言われるのは、デイビスの存在だけが理由ではない。カナダ代表の歴代得点ランキングを見ると、1位は2015年まで代表でプレイしたドウェイン・デ・ロサリオで22得点となっているが、この数字に近づいている者が続々と出てきているのだ。

最も近いのは代表通算20得点まで数字を伸ばしてきたベシクタシュ所属FWサイル・ラリンだ。

昨季トルコ1部リーグで18得点も挙げた26歳のストライカーは完成の時を迎え、今回のカリブ海予選でも2次予選を含めると9得点を記録している。代表での成績は42試合で20得点と圧巻だ。

さらにフランスのリールでプレイする21歳FWジョナサン・デイビッドも代表通算22試合で17得点と驚異的なペースでネットを揺らしており、デイビッドもドウェイン・デ・ロサリオの数字を確実に超えてくるだろう。

MLSのバンクーバー・ホワイトキャップスでプレイする28歳FWルカス・カヴァリアーニも27試合で16得点を記録するなど、今のカナダが同国にとって特別な世代になっているのは間違いない。

北中米カリブ海予選でも6試合を消化して2勝4分無敗。メキシコ、アメリカに次ぐ3位につけており、得点数が二桁10点に達しているのはカナダとメキシコだけだ。攻撃力は十分に通用している。

目指すは1986年大会以来となるワールドカップ出場だ。当時はグループ3連敗で終わってしまい、1得点も奪うことができなかった。しかし今のチームなら可能性がある。予選の中でも見逃せないサプライズ軍団となっている。