ジンチェンコのような存在となれれば良いが

バンジャマン・メンディが出場停止となり、左サイドバックを一人失って今季を迎えたマンチェスター・シティ。メンディを起用できないということが分かり、ポルトガル代表のヌーノ・メンデスをターゲットとしたが、パリ・サンジェルマンへの移籍となってしまい、代役は確保できなかった。

それでも、ここまでは右にカイル・ウォーカー、左にジョアン・カンセロを置くことで十分に戦えており、そこまで問題はない。しかし、長いシーズンを考えると、両サイドバックが人手不足であり、冬、もしくは来夏の移籍市場で獲得が必要となるか。

そんなマンCの左SB問題を解決できる可能性があるのはオランダ代表のDFネイサン・アケだ。ボーンマスから加入したアケはセンターバック、左SB、ボランチと複数のポジションをこなせるユーティリティ性を自身の強みとしており、直近のバーンリー戦ではカンセロに代わり左SBに入っている。スタートからフル出場しており、尚且つクリーンシートに貢献と悪くない働きを見せたアケだが、今のままでは少し無難すぎるような気がしてしまう。

フルタイムでのパス成功数は96%と立派な数字だが、それは横パスやバックパスのような安全なパスが多いからであり、カンセロやオレクサンドル・ジンチェンコのようなライバルと比べると攻撃では魅力を感じることが出来ない。守備に関しても空中戦では強さを見せるシーンもあったが、ウォーカーのようにカウンターで強みを出せるわけでもないため、どうしても中途半端に見えてしまうのが今のアケの現状だ。

今後も継続した起用があれば改善も見られるか。本格的なSBの起用はこのバーンリー戦が今季初であり、他選手の疲労も考えれば今後も出番が回ってくる可能性は十分にある。左SBではベンフィカのアレハンドロ・グリマルドが獲得候補として挙がっているが、アケが計算できるようになればその補強も必要なくなるだろう。