プレイの幅が広い選手だ

先日行われたクラブ・ブルージュ対マンチェスター・シティのCLグループステージ第3節は1-5でマンCの勝利となった。前評判ではもちろんプレミア王者が有利とされていたが、今季のクラブ・ブルージュはライプツィヒとパリ・サンジェルマンに互角以上の戦いを見せており、ジャイアントキリングが予想されていた。が、マンCの攻撃力が更に上を行くことになり、5得点での快勝となっている。

攻撃陣が躍動したマンCだが、守備陣の働きを忘れてはならない。特に右サイドバックのDFカイル・ウォーカーはこの日重要な役割を任せられていた。

ジョゼップ・グアルディオラの就任以降、右SBでは不動であるウォーカー。このゲームでは相手のエースであるFWノア・ラングの対応を任されていた。ラングは22歳にしてオランダのフル代表に選ばれている人物であり、PSG戦では5回のドリブルを成功させるなど、攻撃で違いを見せられる選手だ。プレミアの強豪アーセナルが冬の移籍市場で獲得を希望しているとの話も出ており、今注目のドリブラーである。しかし、ウォーカーはスピードと俊敏性に長けたSBであり、何事もなかったかのようにラングを封殺していた。ウォーカーが守っていた右サイドから攻められることは少なく、後方の守備が安定したことで前線の攻撃に集中できたのか。

また、53分には3点目となるゴールを決めているが、ボックス内への進入からフィニッシュまでのプレイはまさにストライカーであり、今季初ゴールを記録している。本職であるSBやCBだけでなく、緊急時にはGKまで務めたことがあるウォーカーだが、ゴールゲッターとしての才能の片鱗も見せており、ポテンシャルの高さをうかがわせる試合となった。

ワールドクラスの守備力に加え、他ポジションでは別の顔を見せるウォーカー。31歳とベテランの領域に入ってきたが、彼に代われる選手は今のところ見つかっておらず、今後数年は彼に頼ることになりそうだ。