的確な補強だ

ジョゼップ・グアルディオラ就任以降、好成績を残しているマンチェスター・シティ。難しいとされていたCLでも昨季はファイナルまで進んでおり、あと一歩のところまで来ている。

CL初制覇を目指すマンCだが、チームの弱点を見極め的確に補強することに長けている。なかでも、ペップ政権で最もチームに貢献することになったと言える補強がある。DFカイル・ウォーカーだ。

同じくプレミアのトッテナムから約63億円で加入したウォーカー。当時はサイドを果敢にオーバーラップし、攻撃参加するオーソドックスなタイプのサイドバックであったが、現在は偽サイドバックをこなすまでに戦術理解度が高くなっており、チームに欠かせない存在となっている。

特筆すべきはその守備力だ。前述した通り中盤に顔を出す偽サイドバックのスタイルでは、司令塔のようなスルーパスを出すまでに成長している、このような器用さを持つウォーカーだが、DFに必要なスピードといったアストリート能力がずば抜けている。直近の試合でいえばリヴァプール戦ではスピードが武器であるサディオ・マネと対峙したが対人で隙を見せておらず、右サイドから攻撃を作らせていない。また、ボールを保持し相手を押し込むサッカーをするため、どうしても自陣に広大なスペースが生まれてしまうのだが、それもウォーカーのカバーリングがあればある程度防げてしまう。

ルベン・ディアス、ベルナルド・シウバ、エデルソン・モラレスなどペップ就任以降に獲得された優秀な選手は多くいるが、最もチームに安定感をもたらしているのはウォーカーなのではないだろうか。