何もさせてくれなかった

開幕戦からの3連敗のあと、夏の移籍市場で加わった選手の活躍もあり、無敗をキープしていたアーセナル。プレミアでのリヴァプールとの対戦が今のガナーズの強さを図る良い腕試しになるかと思われたが、結局0-4での大敗となってしまった。

意外すぎる大量失点となったアルテタ・アーセナルだが、得点差ほどの差はなかったと思える。4失点と崩壊してしまった守備も、序盤はアーロン・ラムズデールの好セーブで何とか0-0で保っていた。2失点目は完全にヌーノ・タヴァレス個人のミスであり、あの失点がなければまた結果は変わっていたか。攻撃では上手く攻撃の形を作れなかったが、カウンターではエミール・スミス・ロウが違いを作っており、得点の匂いはしていた。

最大の問題は、普段できていたことができなくなってしまったことか。特に後方からの組み立てだ。

守護神ラムズデールやベン・ホワイトらが中心となるアーセナルのビルドアップだが、リヴァプール戦ではハイプレスに飲まれており、ロングボールを蹴らざるを得ない状況を作られてしまった。ボランチのアルベール・サンビ・ロコンガも序盤は落ち着いていたものの、次第にパスでミスを連発するようになり、自分たちのペースに持っていくことができなかった印象だ。

終盤では序盤ほどビルドアップに躓くことはなかったが、今後もボールを持ってゲームを支配するのであれば、リヴァプールのハイプレスは解決しなければならない課題だ。アーセナルと同じくポゼッションサッカーを志向するマンチェスター・シティは足元でのビルドアップで正面から立ち向かったが、アルテタ監督が次の対戦でどのような策を講じるのか非常に興味深い。

大きな期待とは裏腹に結果を残せなかったアルテタ・アーセナル。これが今のプレミアトップ3との差ではあるが、今後はリヴァプール戦で得た課題を解決し、勝利を目指したい。