ライスは高すぎる?

現地時間21日にオーレ・グンナー・スールシャール監督を解任し、新たな方向へと舵を切ったマンチェスター・ユナイテッド。しかし、指揮官を変更しても依然としてチームで問題となっている点はいくつかある。そのひとつとして挙げることができるのは、守備的MFのチョイスだろう。

今夏アタッカー陣や最終ラインに新たな選手を迎えるも、中盤の強度を上げるための補強は行わなかったマンU。かねてより補強の必要性が各方面から指摘されていた同ポジションだが、赤い悪魔は動かなかった。強化部はネマニャ・マティッチやフレッジ、スコット・マクトミネイといった選手で十分と考えたのかもしれないが、周囲で渦巻いていた不安は的中。結果として中盤の強度は足りず、同クラブはプレミア第12節終了時点でリーグワースト3位タイとなる21失点を喫することとなっている。

そんな状況となっているだけに、冬の移籍市場における守備的MFの補強は必須と言えるだろう。では、今回のマーケットでマンUはどのような選手をスカッドに組み込むべきなのだろうか。理想はウェストハムで活躍するイングランド代表MFデクラン・ライスだろう。しかし、今冬に彼を獲得するとなれば、必要となる移籍金は1億ポンドを超える可能性が高いと英『Manchester Evening News』が伝えている。金額的にライスは少々厳しいか。

そんななか、ひとり注目したいのはマルセイユに所属するMFブバカル・カマラ(22)だ。今季リーグ・アンで2番目に少ない失点数(12点)を記録しているマルセイユにおいて、中盤の強度を引き上げる存在として奮闘している同選手。アグレッシブな守備で相手からボールを奪い取るシーンは何度も見られ、今季はここまで90分あたり2.89回のタックルと同1.49回のインターセプトを記録している(データサイト『SofaScore』より)。それでいて、優れたビルドアップ能力も備えているカマラ。マンUの守備的MFの補強候補としては十分な能力を持っていると言っていいだろう。

加えて、カマラとマルセイユの現行契約は今季限りで満了となる。それにより、冬の移籍市場ではリーズナブルな価格で売りに出される可能性があると仏『FootMercato』が伝えている。現時点での実力はライスより劣るかもしれないが、コストパフォーマンスを重視すれば彼も悪い選択肢ではない。はたして、マンUは今冬の移籍市場にて、中盤の補強に関してどのように動いてくるのか。カマラを確保できれば、中盤の強度は大きく向上するはずだ。