ニューカッスル戦では見事なゴールを決めている

以前まではプレミアリーグのサイドバックといえばリヴァプールのトレント・アレクサンダー・アーノルドやアンドリュー・ロバートソンだったが、今季はマンチェスター・シティのDFジョアン・カンセロが凄い。

ポルトガルの名門ベンフィカで育ち、2019年にユヴェントスからやってきたポルトガル代表DF。初年度は存在感を見せることができなかったが、昨季は「カンセロ・ロール」で一世を風靡してポジションを掴んだ。しかし、ミスの多さや守備の軽さが目立ち、最終的にはオレクサンドル・ジンチェンコにポジションを奪われている。

だが、今季は見違えるほど良くなった。リヴァプール戦ではモハメド・サラー相手に守備の軽さを露呈したが、それ以外ではそこまでカンセロの守備力に疑問を持ったことはない。相変わらず攻撃センスの方は抜群であり、今季は既にプレミア、CL2つのコンペティションを合わせて3ゴール7アシストを記録している。昨季は3ゴール4アシストであり、既にその数字を上回っている。直近のニューカッスル戦のミドルシュートは見事であり、良い意味でサイドバックらしくないプレイを見せてくれた。

そんなカンセロだが、シティとの契約を延長するようだ。既に2025年までの契約を結んでいるが、ジャーナリストのファブリシオ・ロマーノ氏によれば、さらにこの契約を延長するとのこと。指揮官であるジョゼップ・グアルディオラはカンセロを、今後チームを支えるキーマンとして考えているようで、2022年から具体的に話し合いが行われるといわれている。

シティに移籍し、大きく飛躍したカンセロ。今季は左サイドに入ることで利き足の右からシュートが増えており、ここまでチーム最多となる36本を放っている面白いデータも出ている。ペップの積極的な起用が実を結んだといえるが、年々カンセロのプレイのバリエーションが増えており、次はどんな一面を見ることができるのだろうか(データは『FBREF』より)。