実力が高くて1人を選びにくい


現イングランド代表最高の右サイドバックは誰なのか。これはなかなか難しい問いだろう。

準優勝を飾った今夏のEURO2020では、マンチェスター・シティDFカイル・ウォーカーが再び評価を高めた。今のイングランドは3バックと4バックを使い分けており、ウォーカーは3バックを使用する際に右のセンターバックも担当できる。

最大の持ち味はチーム最速クラスのスピードにあり、EURO2020のイングランド代表MVPと言っても大袈裟ではない。広範囲をカバーし、相手のアタッカーにも競り負けない1対1の絶対的な強さがある。

攻撃面ではアーノルドとリース・ジェイムズが人気

チャンスメイクの面では、リヴァプールのトレント・アレクサンダー・アーノルドだろう。今季もリヴァプールでアシストを量産しており、セットプレイのキッカーとしても心強い。EURO2020には参加できなかったが、来年のワールドカップでは1番手になれるかもしれない。

チェルシーのリース・ジェイムズも強烈な候補者だ。トーマス・トゥヘルの下で攻撃性も開花しており、攻守ともに能力は高い。使用するシステムにもよるが、3バックならば右のウイングバックとして起用することもできる。

代表監督ガレス・サウスゲイトがサイドバックに何を求めるかによって選考基準は変わるが、現在英『90min』のアンケートではアーノルドが3人の中で1番高い58.7%の評価を得ている。やはりリヴァプールでのアシスト量産が支持されている理由なのだろう。

2番手はリース・ジェイムズで28.1%。こちらもチェルシーでのパフォーマンスが高く評価されており、ウォーカー(13.1%)をも超える支持を得ている。

ウォーカーの方は来年5月に32歳となるが、スピードが大きく衰えることはないはず。サウスゲイトが誰を1番手にするかは注目で、誰が選ばれても議論を呼ぶことになるだろう。EURO2020ではアトレティコ・マドリード所属のキーラン・トリッピアーも出場していたが、今やトリッピアーでも出番を得るのは難しくなっているのではないか。今の代表チームでは最も争いの激しいエリアと言えそうだ。