逸材だらけのリール
今季もドイツの絶対王者であるバイエルン・ミュンヘンは好調を維持しており、ブンデスリーガでは既に2位のボルシア・ドルトムントと勝ち点差9ポイントを付けている。
そんなバイエルンだが、今冬での移籍市場で戦力強化を考えているようで、ターゲットはフランスで活躍するポルトガル代表のようだ。
伊『calciomercato』によればリールに所属するレナト・サンチェス獲得を目指しているとのこと。今季は怪我の影響で出場は少ないが、出た試合では活躍しており、高い評価を得ている。
サンチェスといえば、2016年に一度ドイツ王者に加入した経歴を持っている。同年に行われたEURO2016で活躍したサンチェスをバイエルンは引き抜いたが、思うように活躍できず、2019年に退団し、現在はリールに在籍している。
推進力のあるドリブル、冷静な配球技術、攻撃の芽を摘む鋭いタックルと中盤でプレイする際に必要な能力を持ち合わせているサンチェス。今年行われたEURO2020では途中出場から停滞気味だったチームに勢いを与えるなど、再び注目される存在となった。その影響から移籍も考えられたが、移籍市場の真っ只中である8月に膝を手術しており、その話は頓挫している。
前述した怪我の時期以外にも負傷で離脱するなど、シーズンでのフル稼働は難しい選手だが、能力は間違いない。リールが昨季リーグ優勝を果たした際も主力として活躍しており、何よりまだ24歳と若い。中盤が本職の選手だが、リールではトップ下やサイドアタッカー、センターフォワードといった複数のポジションを任されている。
今冬に2度目のバイエルン加入となりそうなサンチェス。バイエルンの中盤は現在、ヨシュア・キミッヒ、レオン・ゴレツカ、コランタン・トリッソが離脱しており、すぐにでもサンチェスに頼ることになりそうだ。