攻守両面で輝く職人気質の中盤戦士

今冬の移籍市場において、ジョゼ・モウリーニョ監督率いるASローマの補強ポイントのひとつとなっているのが守備的MFだ。開幕から同ポジションのファーストチョイスとなっているのはジョルダン・ヴェレトゥとブライアン・クリスタンテだが、現在のジャッロロッシには彼らに続く存在が欲しい状況となっている。

彼らのほかにもポテンシャルの高い選手はいるが、どうにも安定感に欠ける印象は否めない。モウリーニョのサッカーは選手個々がしっかりとタスクをこなせば機能する。そんな気配は先日のアタランタ戦でも窺えただけに、層の薄いポジションに信頼できる選手は補強しておきたいところだ。

そんななかで、今冬ローマが狙っているとされるのはホッフェンハイムに所属するオーストリア代表MFフロリアン・グリリッチュ(26)。伊『calciomercato』によると、今季限りでクラブとの現行契約が満了を迎える同選手の獲得に向けて、ジャッロロッシは本腰を入れて獲得に動き始めたとのこと。当初の獲得候補とされていたボルシアMGのデニス・ザカリアやサッスオーロのダビデ・フラッテージに関する交渉は難航しているようで、そこで代役候補として白羽の矢を立てたのがグリリッチュだったという。

ホッフェンハイムの中盤ではさまざまな役割をこなし、チームの絶対的主力として活躍しているグリリッチュ。同選手は低い位置からの長短織り交ぜたパスでゲームをコントロールし、守備面でも読みの鋭さを駆使したインターセプトで中盤にフィルターをかけることのできる選手だ。攻守両面で堅実にチームへ貢献できる点は、非常にヴェレトゥやクリスタンテに近い雰囲気を醸し出していると言っていいだろう。決してド派手なプレイスタイルではないものの、任された仕事を完遂する職人気質の万能戦士。モウリーニョのサッカーにはフィットする可能性が高そうだ。

確保に成功すれば、ローマにとしては大きな戦力アップが見込めそうなグリリッチュ。現時点ではトッテナムも彼の獲得に興味を示しているとされるが、はたしてジャッロロッシはこのオーストリア代表MFを無事に確保することができるのだろうか。今後の動向には注目だ。