海外移籍は成功だったようだ

21-22シーズンも12月の終盤となっており、海外で活躍する日本人選手の評価も固まってきたか。セルティックの古橋亨梧やロイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズの三笘薫はほぼ満点の出来であり、後半戦にも期待が高まる。逆にシント・トロイデンの鈴木優磨は1ゴールに終わっており、巻き返しに期待したい。

サンフレッチェ広島からスイスへ渡ったMF川辺駿も、古橋や三笘ら成功組に入る活躍を見せたか。

今夏の移籍市場ではスイスの名門グラスホッパー・クラブ・チューリッヒや移籍した川辺。加入後はすぐに信頼を掴むとここまで16試合に出場し、4ゴール2アシストを記録している。チームでも3番目の数字であり、得点力で攻撃をけん引している。また、4得点はキャリアの中でも最多タイの数字となっており、後半戦では更新が期待されている。

そんな川辺だが、[3-5-2]や[4-4-2]の中盤をダイヤモンド型にしたトップ下やダブルボランチでの起用が多く見られている。彼の持ち味である絶妙なタイミングでのスルーパスや積極的な攻撃参加はスイスでも十分に通用しており、今季4点目となったバーゼル戦でのゴールは川辺の攻撃的なポジショニングが功を奏したか。

スイスメディア『sport.ch』では毎節ごとにベストイレブンを発表しているが、バーゼルと戦った18節のベストイレブンに川辺が選ばれている。14節でもベストイレブン入りしており、渡欧後2回目となっている。

このままの活躍が続ければ、日本代表復帰の可能性もあるだろう。2022年に予定されているワールドカップ・カタール大会のアジア2次予選で初招集されており、タジキスタン戦でゴールを決めている。

サムライブルーの基本フォーメーションである[4-3-3]のインサイドハーフは川辺にとってピッタリなポジションか。運動量もありつつ、テクニックや積極的な動き出しで攻撃にアクセントを付けることができる。守備でも問題なく攻撃の芽を摘むことができ、遠藤航、田中碧、守田英正に続く4人目の中盤戦士になれるだろう。

今季が欧州初挑戦となっている川辺。それでも6ゴールに関与は立派な数字であり、1月には森保ジャパンに名を連ねることに期待したい。