新型コロナウイルスの影響で欠場している

今夏の積極補強が功を奏し、ここまで好調を維持しているアーセナル。直近のノリッジ戦でも5-0と、大量得点に加えクリーンシートを記録する素晴らしい試合を見せてくれた。

しかし、日本代表の冨安健洋の姿はなかった。今季は右サイドバックとして不動の地位を築いていたが、どうやら新型コロナウイルスの陽性反応が出てしまったようだ。さらに元日に行われるマンチェスター・シティ戦も出場できるか分からないとのことで、アーセナルにとって大打撃となっている。

そんな冨安の代わりにノリッジ戦で右SBを務めたのは今季新加入のベン・ホワイトだ。

ブライトンのユースで育ち、今季からガナーズでプレイするホワイト。本職はセンターバックであり、アーセナルでも同じくCBを務めている。シーガルズ時代は3バックの右サイドを務めていたこともあり、ノリッジ戦で起用されたといえるが、まずまずのパフォーマンスを見せられただろう。

ビルドアップではCB起用時と同じく、パスの供給役となれており、攻撃を活性化させている。守備でもタックル成功数3回、空中戦勝利数4回と攻撃を跳ね返しており、冨安の不在を感じさせないさすがのクオリティを発揮している(データは『WhoScored.com』より)。

しかし、冨安を脅かすほどの存在ではない。攻撃面では確かにパスの供給役として輝いたが、守備での対人が不安要素となる。ノリッジ戦でこそピンチとはならなかったが、ボールホルダーへの安易な距離の詰め方か気になった。ホワイトは冨安ほどスピードに長けた選手ではないため、一気にスペースを突かれてしまえば、ピンチとなってしまう。逆に冨安は相手の攻撃を遅らせるディレイに徹しており、味方のカバーと共に攻撃を防いでいる。

冨安の不在でテスト的な起用となったホワイトの右SB。判断材料がこの試合しかなく、まだ断言することは難しいが、冨安の代役となれる選手をさがすべきかも知れない。