今では最終ラインの主力に

クリスティアーノ・ロナウドの抜けた穴も大きく、そこに加えて今夏にはセルヒオ・ラモスとラファエル・ヴァランも退団。最終ラインはダビド・アラバを迎えたとはいえ、レアル・マドリードは攻守両面の補強が必要と考えられてきた。

しかし、それを救ったのが若い選手たちだ。前線ならばヴィニシウス・ジュニオールだが、センターバックで大きく成長したエデル・ミリトンも見逃せない。

ミリトンは2019年に5000万ユーロの移籍金でレアルに加入したが、当初は不安定なところもあった。しかし今ではアラバの相棒としてスタメンをがっちりキープ。レアルはチェルシーとの契約満了が近づくDFアントニオ・リュディガーをフリーで獲得するのではとも言われているが、『90min』はミリトンの成長によってセンターバック補強が急務ではなくなったと見ている。

ミリトンが急に伸びたのは、今年の4月頃からだ。この時期はセルヒオ・ラモスが負傷離脱しており、代役としてミリトンがリーグ戦で継続的に出番を得ることになった。その経験が大きかったのか、今季は開幕からスムーズに試合へ入ることが出来ている。結果的には昨季途中よりラモスと世代交代するような格好となり、ここでトラブルが起こらなかったことも今季のレアルが強い理由の1つだろう。

もちろん来夏にリュディガーを加えられれば大きく、そうなればアラバを左サイドバックに回す案も出てくる。それでも、ミリトンが想像以上の成長を遂げてくれたのは大きい。同メディアもアーリング・ハーランドとキリアン・ムバッペ獲りを優先させられるのではないかと主張する。リュディガーは2人を確保した後でもいいとの考えだ。

前線の方もカリム・ベンゼマが絶好調で、ヴィニシウスも覚醒した。ムバッペとハーランドでもスタメンが約束されることはないはずだが、それでも未来の世界最高アタッカーである2人の方を優先すべきか。

ミリトンのブレイクはブラジル代表にとっても大きく、ベテランとなったチアゴ・シウバの後釜にもなる。この1年でのミリトンの成長は目を見張るものがあり、本人にとっても重要な1年となったに違いない。