右サイドの番人として相手を苦しめた

プレミアリーグ第21節マンチェスター・シティ対アーセナルの一戦が行われ、2-1で王者シティの勝利となった。前回対戦時は5-0でシティが白星を挙げており、この試合と比較すれば、ガナーズの改善ぶりがわかるのだが、それでも大事な場面でゴールを奪える決定力の差が出てしまったか。

連勝が4で途切れたミケル・アルテタ率いるガナーズだが、特に前半の出来が良かった。ハイプレスを仕掛けてシティ相手に強気に立ち回っており、右サイドバックで先発を果たした冨安健洋は攻守で大きな貢献を見せている。

今夏の移籍市場でチームに加わった冨安。加入後からガナーズの右SBは冨安のポジションであり、替えの利かない存在である。シティ戦では新型コロナウイルスの影響から出場が怪しいといわれていたが復帰しており、先発フル出場を果たした。

このゲームで冨安が評価されるとすれば、守備時の対応だ。右サイドで対峙したのは、プレミアでも屈指のドリブラーであるラヒーム・スターリングだったが、冨安はそのイングランド代表FWに何もさせていなかった。自陣で前を向かれると苦しくなるため、出足の早いプレスでスターリングに前を向かせずに対応している。後半は人数不利となったが、それでも決定的な仕事はさせておらず、対スターリングは冨安の勝利だ。全体でのデュエル数も3戦3勝と勝率100%であり、右サイドの番人としてペップ・シティを苦しめていた(データは『sofa score』より)。

プレミアの優勝候補とされるペップ・シティに対し、普段以上のパフォーマンスを披露した冨安。素晴らしい選手であることは以前から分かっていたが、このゲームでさらに認知される存在となったか。まだ23歳の選手だが、特に守備が際立っており、シティのカイル・ウォーカーのような選手になるのも時間の問題かもしれない。