プランBを考える必要がある

来夏の移籍市場ではボルシア・ドルトムントのFWアーリング・ハーランド獲得を目指しているといわれているマンチェスター・シティ。しかし、ノルウェー代表FWを欲しがるのはシティだけでなく、レアル・マドリードやバルセロナ、パリ・サンジェルマンと競合が多い。昨季移籍市場の終盤で獲得に失敗したトッテナムFWハリー・ケインのケースの二の舞になりかねない。そのためにもチームが必要とするストライカーを複数リストアップしておく必要がある。その中で獲得候補に浮上しているのが、レヴァークーゼンのFWパトリック・シックだ。

英『Manchester Evening News』ではシティ以外にもエヴァートンやトッテナム、アーセナルといったプレミアのクラブが関心を寄せていると報じており、争奪戦は避けられないだろう。

チェコの名門スパルタ・プラハでキャリアをスタートさせた25歳はその後、サンプドリアやローマを渡り歩き、2020年からレヴァークーゼンでプレイしている。19-20シーズンにローンで加わったライプツィヒでは10ゴール、翌年のレヴァークーゼンでは9ゴールとコンスタントに数字を残しており、昨季はキャリアハイの16ゴールを決め、一気にブレイクに成功した。

今季はシティが狙っているとされるハーランドの13ゴールを上回る数字をブンデスリーガで残しているシック。191cmの高さは驚異的であり、ボックス内で強さを見せることができる。それでいて、動き出しから違いを生み出せる選手であり、複数の武器を持って戦うことのできる優秀なストライカーだ。ローマ時代にはウイングでも起用されており、ユーティリティ性の高い選手を重宝するペップも気に入るだろう。

今のところシティの第1ターゲットではないようだが、ハーランドの代理人であるミーノ・ライオラは動きが読めない。ペップとライオラは以前から不仲が囁かれており、なによりハーランド獲得にかかる資金は高額とされている。比較的シティは財政の豊かなクラブだが、適正額以上を要求されれば、ケインのように手を引く可能性は十分にある。そこで成長著しいチェコ代表FWに声がかかるのは必然であり、来季スカイブルーのユニフォームに袖を通すのはシックかもしれない。