変わることはなかった

ラルフ・ラングニックが就任し、新体制となったマンチェスター・ユナイテッド。新監督が正式にチームを率いたクリスタル・パレス戦からの直近のバーンリー戦まで5戦無敗であり、ラングニック政権での2021年は無敗で締めくくった。

また、CLのヤングボーイズ戦では積極的に若手を試すなど、以前までの序列を覆しており、特に右サイドバックのディオゴ・ダロトや左サイドバックのアレックス・テレスは新たな出番を得た。

しかし、またしてもオランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークはチャンスをつかめず、試合に出られない生活が続いている。

オランダの名門アヤックスから加入したファン・デ・ベーク。前オーレ・グンナー・スールシャール監督時代には冷遇されており、指揮官が代わり起用が増えると思われていた。が、カップ戦要員としての立場は変わらず、プレミアではベンチを温める時間が続いている。

また、ラングニックが採用する[4-2-2-2]もオランダ代表MFにとっては向かい風か。中盤2枚ならスタミナが豊富で守備ができるフレッジのような選手が重宝され、2列目はブルーノ・フェルナンデスのようなチャンスメイカーかジェイドン・サンチョのようなアタッカーが起用される。最前線はストライカーが名を連ねており、タイプ的にファン・デ・ベークのポジションがない。このような現状であれば、同じマンチェスターでもポゼッションを重視するシティに移籍したほうが良かったかもしれない。

英『90min』は冬の移籍市場でマンUに対し、人員整理を進めるべきだと主張している。特にディーン・ヘンダーソンやジェシー・リンガードのような選手を完全に持て余してしまっている。ファン・デ・ベークもその一人であり、自身の能力を生かせるクラブを探すべきか。

バルセロナのフレンキー・デ・ヨングやユヴェントスのマタイス・デ・リフトといったアヤックス出身組とは大きく差を付けられてしまったファン・デ・ベーク。監督交代時は注目されたがそれも一瞬であり、赤い悪魔での旅は早めに切り上げたほうがよさそうだ。