彼の加入で一気に選手層が厚くなる

ミケル・アルテタ監督就任後、最も調子の良い今のアーセナル。元日に対戦したマンチェスター・シティの指揮官であるジョゼップ・グアルディオラにも「過去4〜5年で最強のチーム」といわしめており、強かった頃のアーセナルが戻りつつある。

ここまでのチームになったのはもちろん、指揮官であるアルテタの手腕もあるが、クラブが進める補強の上手さも一つの要因だろう。特に最終ラインにはアーロン・ラムズデール、冨安健洋、ベン・ホワイト、ヌーノ・タヴァレスと核となる選手が加入し、堅守が生まれている。

今後の補強ポイントはFWとMFだ。前線は信頼できる選手がアレクサンドル・ラカゼットのみと少なく、中盤はトーマス・パルティがアフリカネーションズカップで離脱し、エインズリー・メイトランド・ナイルズのローマ行きが囁かれている。どちらも前述した最終ラインと比べクオリティは落ちることになり、逆にこのポジションを補強すればタイトル獲得も見えてくる。

英『football.london』によればリヨンのMFブルーノ・ギマランイス(24)がターゲットになっているようだ。

母国ブラジルでデビューし、2020年からフランスに活躍の場を移したギマランイス。今季のリヨンはここまで13位と苦しんでいるが、その中でも18試合に出場し、2アシストを記録している。今夏にはブラジル代表として東京五輪に参加しており、見事金メダルを獲得した。

クラブではダブルボランチの一角を務めることが多いギマランイス。攻撃面では推進力のあるドリブルで運び、正確なパスで好機を演出する。足元の技術に定評があり、自身で持ち運んでフィニッシュまで持っていくことができる。守備では攻撃の芽を摘む鋭いタックルを武器とするなど、非常に万能な選手だ。パルティとグラニト・ジャカのどちらかが欠けると強度が落ちてしまう今のボランチ事情を考えれば、ぜひ欲しい選手だ。

しかし、移籍市場に精通しているファブリシオ・ロマーノ氏によれば今冬での補強は難航する可能性があり、獲得できるとすれば来夏になるとのこと。アーセナルとしてはトーマスが不在の今冬に欲しいのだが、ギマランイスをイングランドに連れてくることはできるのか。