特に痛いのは頼れる右WBの不在

はたして、ジョゼ・モウリーニョ監督はこのピンチをどう切り抜けていくのだろうか。次節はセリエA第21節でユヴェントスとの大一番を迎えるASローマだが、同クラブは現在ピンチに陥っている。

そのピンチとは、レギュラー陣の相次ぐ出場停止だ。現地時間6日に行われたリーグ戦第20節のACミラン戦でローマは1-3の完敗を喫しただけでなく、2人の退場者を出すこととなってしまった。それも、退場処分を受けたのは今季ここまでチームの主軸として奮闘してきたDFリック・カルスドルプとDFジャンルカ・マンチーニの2名。いずれも今季のチームには欠かせないピースとなっていた選手だけに、彼らをユヴェントス戦で起用できないのはローマにとって大きな痛手だ。

なかでも、痛いのはカルスドルプの不在。今季のローマでは、右ウイングバックを担当できる選手がほぼ彼しかいない状況が続いていた。豊富な運動量と抜群のスピードでチームの右サイドを活性化させていたオランダ人は、モウリーニョ・ローマにおけるキープレイヤーのひとり。完璧に代役を務めることができる選手はいないだけに、ユヴェントス戦では彼の不在が響く可能性が高い。

現地複数メディアによると、現在はそのバックアッパーとしてアーセナルのエインズリー・メイトランド・ナイルズの獲得に迫っているとされる。しかし、加入となっても移籍後即スタメンというのは現状少し考えづらい状況だ。なにしろ、ユヴェントス戦が行われるのは現地時間9日。加入発表が間に合ったとしても、選手本人が試合に出場できるコンディションとなっている可能性は限りなく低い。冬の移籍市場でリスクをケアしに動いているローマだが、現在の彼らは想定していたよりも早く緊急事態を迎える格好になってしまったと言えるだろう。

そんななか、右WBの代役としてはロジェール・イバニェスやブライアン・レイノルズの起用が予想される。しかし、カルスドルプと比べれば見劣りするのは否めない。人員のやりくりが難しくなってきたローマだが、はたしてモウリーニョ監督は次節ユヴェントス戦でどのような11人をチョイスしてくるのだろうか。その選択には注目が集まる。