CB、SBの両方で起用可能な選手だ

今冬の移籍市場ではフェラン・トーレスを放出しただけと動きの少ないマンチェスター・シティ。バンジャマン・メンディが起用できなくなったことで層の薄くなったサイドバックの補強が必要といわれているが、選手獲得の噂もなく、何もないまま1月が過ぎると予想できる。SBに怪我人が出ればそのまま失速につながるといえるが、ペップはネイサン・アケをSBとして考えているのだろう。

2020年にボーンマスからやってきたアケ。加入初年度は怪我の影響から出番が少なく、ルベン・ディアスとジョン・ストーンズコンビの影に隠れてしまうシーズンとなった。今季こそストーンズが怪我で離脱したことで出場機会が増えるかに思われたが、アイメリック・ラポルトがディアスの相棒になっただけで状況は変わらず、控えのCBがアケの立ち位置だ。その影響からかニューカッスルをはじめとしたクラブからの関心が多く、直近ではミランが興味を寄せているとの報道が出ていた。

しかし、アケの立ち位置は変わりつつある。

CBとしてはこのままであれば3番手、もしくは4番手だが、SBであれば今後に希望が持てる。左はジョアン・カンセロとオレクサンドル・ジンチェンコが務めることになるが、守備でいえばアケに分がある。ビルドアップはまだまだ改善すべき点は多いが、快速を生かした対人性能の高さは左SBとして唯一無二だ。

カンセロは一つ抜けているとして左SBでのライバルはジンチェンコとなりそうなアケ。課題はビルドアップで違いを生み出せるかであり、4000万ポンドで獲得された能力の高さをシーズン後半戦に見せてもらいたい。