彼の復帰は大きい

2022年は年明けから難しいゲームが続いているバルセロナ。先日行われたレアル・マドリードとのエル・クラシコでも2-3と惜敗しており、あと一歩が届かなかった。

そんな中で開催されたコパ・デル・レイのアスレティック・ビルバオ戦だったが、こちらも2-3での敗戦となってしまった。リーガの首位を走るレアル相手に好ゲームを演じており、ビルバオを負かすことができるかと思われたが、相手の組織的なハイプレス相手に苦戦。バルセロナの攻撃の基礎である後方からのビルドアップが封じられ、常に後手に回った状態で延長を含む120分を戦っている。ハイプレスはボールを保持して戦うスタイルでは必ずぶつかる壁であり、シャビ・エルナンデス監督としては今後の課題となりそうだ。

120分苦しめられたバルセロナだが、負傷から戦線に復帰しているMFペドリの活躍が目立った。

今季は昨季の疲労の影響から前半戦はほとんどピッチに立つことができなかったペドリだが、前述したクラシコで復帰しており、ビルバオ戦では中盤でピッチに立った。19歳にしてバルセロナとスペイン代表で主力となるだけあってやはり、実力は別格だ。

ボールの受け方やパスセンス、ボディフェイクだけで相手をかわすことに長けており、ハイプレスを受けながらも2得点を奪えたのはこのペドリと右サイドバックのダニエウ・アウベスのおかげだろう。特にペドリは難しい状態でパスを受けることもあったが、パス成功率は90%を超えており、さらに決定機を生み出すキーパスはチームトップの3回を記録している。

また、バイタルエリアでボールを失わずに違いを生み出せるのも、今のバルセロナでは彼くらいだ。英『90min』での採点でチームトップの数字であり、暗い雰囲気から抜け出せないバルセロナの希望の光となる選手だ。

ビルバオ戦では終盤に交代するも、今後離脱するような怪我とはならなかったペドリ。アンス・ファティはこの試合で再び負傷しており、今後はよりペドリに期待が寄せられることになりそうだ(データは『SofaScore』より)。