今やチーム得点王だ

近年、問題視されるようになってきた日本代表での大迫勇也の後釜問題。スコットランドのセルティックで得点を量産している古橋亨梧が第1候補だといわれていたが、未だ代表での序列は変わっていない。さらに怪我の影響から今季絶望との予測も出ており、少なくともアジア最終予選で古橋の姿を見ることはできないかも知れない。

そんな難航している大迫の後釜探しだが、ベルギーで191cmの点取り屋が躍動している。シント・トロイデンでプレイするFW原大智だ。

FC東京でキャリアをスタートさせ、クロアチアのイストラで海外行きを決めた原。その後はスペイン1部のアラベスにステップアップしており、今季はローンでシント・トロイデンに加入している。

シント・トロイデンは原に加え、林大地、鈴木優磨の3人の日本人ストライカーが在籍していたが、鈴木が鹿島に戻ったことで原と林の2トップが鉄板の並びとなっている。そこで原は直近の5試合で4ゴールを挙げており、チームの勝ち点獲得に大きく貢献している。

ボックス内での強さが際立っている原だが、彼の強みはそれだけではない。身長191cmの大きな体を使った空中戦が彼の武器だ。この日本人離れしたサイズはベルギーでも通用しており、ゴールを決めたアントワープ戦では空中戦勝利数が7回と前線でのターゲットマンとして後方からのビルドアップを支えている。

リーグ全体で見ても原のエアバトルの強さは目立っている。現時点での数字は79回とリーグ3位の数字だが、原の上を行く81回のDFアレクサンダル・ラドヴァノビッチと118回のFWジーニョ・ガノは先発数が11試合の原に対し、それぞれ18試合、19試合とそもそものプレイタイムが多いのだ。今後、原がよりピッチに立つことができればベルギーリーグで最も空中戦が強い男になる可能性は十分にある。

森保ジャパンとしてもこの高さはぜひ活用したい武器だ。大迫も182cmと特別大きいわけではなく、空中戦もそこまで強いわけではない。そこに原が入れば武器が一つ増えることになり、クロスからの得点も増えるはずだ。

今回のアジア最終予選ではメンバー外もベルギーで存在感を発揮している原。22歳とまだ若い選手であり、今後の成長が楽しみだ(データは『Sofa Score』より)。