得点数を上げチームを支えている

昨季はアレクサンドル・ラカゼットが13ゴール、ニコラ・ペペ、ピエール・エメリク・オバメヤンがそれぞれ10ゴールを決めてアーセナルを支えていた。今季はラカゼットが4ゴール、ペペが1ゴール、オバメヤンは移籍してしまい、昨季の得点源に頼ることができない状態となってしまったが、チェルシーに4-2、マンチェスター・ユナイテッドに3-1と快勝し、プレミアでは4位につけることができている。

夏の大型補強がチームに安定感をもたらしたのだが、新加入の選手のほとんどが冨安健洋をはじめ後方の選手であり、前線へのテコ入れはマルティン・ウーデゴーと最前線の選手ではなかった。それでも、ここまでリーグ戦で戦えているのはブカヨ・サカ、エミール・スミス・ロウの成長が大きい。

昨季はサカもスミス・ロウも期待の若手の域を出でおらず、サカは5ゴール、スミス・ロウは2ゴールに終わっている。しかし、今季は後方が安定したこともあってサカを継続的に前線で起用できるようになっており、サカは11ゴール5アシストを記録している。特に今季は右サイドからカットインする形が強力で、そこからのシュートやパスは一つの攻撃の形である。ドリブル成功数36回はチームトップの数字であり、今季の成長で右ウイングとしての格は高まったに違いない。

スミス・ロウは今季から背番号を10番に変更し、より強力なアタッカーへと姿を変えている。総シュート数40本に対し、枠内シュートは23本であり、今季はシュート精度に磨きがかかっている。短いプレイタイムでも確実に仕事をしてくれる頼れるアタッカーに成長しており、チェルシー戦ではエドゥアール・メンディですら防ぎきれない正確なシュートを沈めた。

ラカゼット、ペペらがここまでゴールを奪えなくなるのはミケル・アルテタ監督としても誤算だといえるが、後方の安定感もあって期待の若手が頼れる主力に姿を変えている。マルティネッリも今季伸びた選手であり、今後が非常に楽しみだ。