ローマの地で結果を残したエイブラハム

今季終了後、アレクサンドル・ラカゼットとエディ・エンケティアの2人がチームを離れる予定のアーセナル。ストライカーの獲得は今夏の最重要ミッションとなっている。

獲得候補にはマンチェスター・シティのガブリエウ・ジェズスやエヴァートンのドミニク・カルバート・ルーウィン、レアル・ソシエダのアレクサンデル・イサクなどが挙がっているが、アーセナルはローマのタミー・エイブラハムにも興味を寄せているという。

チェルシーのロメル・ルカク獲得なども影響し、昨夏ローマへ完全移籍したエイブラハム。今季ここまでリーグ戦15ゴール4アシストを記録し、ローマのエースとして君臨している。

しかしエイブラハムはイタリアに行ってから花開いた選手ではなく、プレミアリーグでの実績もある。フランク・ランパードがチェルシーの監督を務めていた2019-20シーズンはリーグ戦34試合に出場し15ゴールを記録。トーマス・トゥヘルの監督就任により出番を減らしたものの、決してプレミアの水が合わないわけではない。

今季のアーセナルは、ラカゼットがリーグ戦4ゴール、エンケティアが2ゴール、冬にチームを去ったオバメヤンが4ゴールと、ストライカー陣は物足りないゴール数になっている。チームのトップスコアラーは11ゴールのブカヨ・サカで、それに続くのが10ゴールのエミール・スミス・ロウ。どちらも2列目の選手だ。もしエイブラハムが1トップの位置でチェルシー時代に15ゴールを決めたような活躍を見せれば、アーセナルの成績はより上向くことだろう。幸いにも、サカやスミス・ロウはアシスト能力にも長けており、他にもウーデゴーやマルティネッリといった選手が多くのチャンスを生み出せる。エイブラハム自身にとってもアーセナル移籍は悪い選択肢ではなく、チェルシー時代以上の成績を残せる可能性もあるはずだ。

英『Daily Star』によれば、現在エイブラハムはローマで幸せに過ごしているが、家族や友人がいるロンドンに戻る選択も悪くないと考えている模様。ただし、アーセナルがエイブラハムの獲得を進めるのは、チャンピオンズリーグの出場権を獲得できた場合のようだ。エイブラハムにとってはオファーを受けるだけならタダであり、来季の選択肢を広げる意味でもアーセナルのトップ4フィニッシュを願っているかもしれない。