絶体絶命のピンチである

27日にマンチェスター・シティ対レアル・マドリードのCLラウンド4、1stレグが行われる。もう一つのリヴァプール対ビジャレアルのカードも注目だが、メガクラブ同士の対決であれば、シティ対レアルが注目度は高いだろう。英『The Athletic』はこの2つのカードに注目し、それぞれのチームの長所と短所、注目ポイントをまとめている。

シティ対レアルは攻撃するシティ、守備で我慢してカウンターを仕掛けるレアルという構図になるはずだ。レアルはチェルシー戦でもそうであり、何とか2戦合計5-4で勝ち上がってきた。

この試合の注目ポイントはやはり、レアルのカリム・ベンゼマ、ヴィニシウス・ジュニオールによるカウンターがどこまで刺さるのかだ。CL決勝トーナメントのここまでの4試合ではベンゼマが7ゴール、ヴィニシウスが3アシストとこの2人で攻撃の大部分を占めており、彼らで攻撃を完結できてしまうことが多い。そのため、シティにベンゼマとヴィニシウスのコンビが封じられれば、成す術なしとなってしまうが、反対に彼らのコンビネーションが通じれば、勝機はある。

シティとしては万全の状態であれば、右サイドバックにカイル・ウォーカーを配置して試合に臨んでいたが、足首の怪我で欠場が濃厚とされている。アトレティコ・マドリードとの2ndレグで負傷交代しており、そこからの公式戦3試合はベンチ入りすらしていない。ウォーカーがいれば左ウイングのヴィニシウスを封じることができた可能性はあったが、ウォーカー不在では厳しい。さらに右SBの控えではジョアン・カンセロが累積警告で1stレグに出られず、その控えであるジョン・ストーンズも怪我で出場できるかどうか不透明となっている。

今季のシティは右SBにウォーカー、カンセロ、ストーンズの誰かを起用してスタートしている。しかし、その3人が一気に起用できない状況にある可能性が高く、4番手の候補として考えられるのはフェルナンジーニョの右SB起用だ。普段はアンカーの選手だが、センターバックでプレイするなどユーティリティ性に長けた選手であり、最悪の場合このフェルナンジーニョがウォーカーの代わりに入るだろう。しかし、中盤で起用される際もスピード不足は顕著であり、応急処置にもならない可能性がある。であれば、若手のイーガン・ライリーや左利きのネイサン・アケを右に持ってくるなど方法はあるが、安心感は皆無だ。

次に考えられるのは、いわゆる奇策といわれる3バックだ。CLでは19-20シーズンのラウンド8リヨン戦で試しており、機能せず1-3で姿を消している。このゲームではウォーカーを右ウイングバックとして起用しており、試合に臨んだ。だが、今回はそのウォーカーがおらず、適任者がいない。複数のポジションでプレイできるベルナルド・シウバを左WBに置いた試合もあるが、今回は逆足の右でありジョゼップ・グアルディオラ監督がどのような采配を見せるのか注目である。