プロデビューを果たしたパルマでキャリア晩年を過ごしている

先日行われたセリエBの試合で、名手が信じられないようなミスを犯したことが話題となっている。そのミスを犯した選手とは、現在パルマに所属する44歳のジャンルイジ・ブッフォンだ。

ブッフォンはペルージャ対パルマの一戦に先発出場。開始5分にPKを与えてしまい1点のリードを許したのだが、問題のシーンはそのわずか2分後に訪れた。

前半7分、ブッフォンの下に味方からバックパスがやってくる。ブッフォンはそのボールダイレクトで右サイドに開いていた味方へパスしようと試みたのだが、なんとそのバックパスを空振り。ボールはそのまま無人のゴール前へと転がり、ペルージャの選手がそのまま押し込んで追加点をあげた

ブッフォンのこのミスに対してはネット上でさまざまな意見が見受けられる。英『Daily Mail』によれば、「そろそろスパイクを脱ぐ時だと思う」「もう終わりにしようと言ってくれる人が必要だ」「自身の名声を守るためにも引退すべきだ」といった厳しい声も多数飛び交っているようだ。

ブッフォンといえば、20年以上も世界の最前線で活躍してきた押しも押されもせぬレジェンドキーパー。2006年にはイタリア代表にW杯のトロフィーももたらしている。そんな偉大な選手に対し、たった1回のミスで引退まで勧めてしまうのは安易ではないだろうか。

ブッフォンの今シーズンの成績を見てみると、ここまでセリエBの試合に26試合出場。クリーンシート数は8回でリーグ11位。セーブ数は91でリーグ8位の成績だ。セリエBで戦っているクラブは20チームだが、ブッフォンはまだまだこのリーグでやれる成績を残していることになる。

それに加え、これまでさまざまな経験をしてきたブッフォンの存在がチームメイトに与えている影響は計り知れない。プレイヤーとしてだけでなく、チームの広告塔としても機能しているブッフォンがパルマにもたらしているものはあまりにも大きい。

もしこの先もこのようなミスが何度も続くのであれば、現役から退く事も考えた方がいいのかもしれない。しかしこのようなミスは誰にでも起こりうることであり、この偉大な選手にブーイングを送るのはまだ早い。少なくとも契約が満了する来季までは、このレジェンドのプレイを温かい目で見守るべきだろう(データは『SofaScore』より)。