ベンゼマがゴールを決め、流れを引き戻した

CL準決勝1stレグ、マンチェスター・シティ対レアル・マドリードの一戦は4-3とホームのシティが先勝を収めた。

アウェイのレアルは非常に苦しいゲームだった。2分に失点を喫すると、11分に再び失点。最終的に1点差まで詰め寄ったが、シティのハイプレスとアタッキングサードでの質の高さに圧倒され、3月のバルセロナ戦に続く4失点と守備が崩壊してしまった。また、シティが決定機を3度外してくれたからよかったものの、カゼミロの不在が響いており、2ndレグに間に合うかがカギとなるか。

それでも、最終的に1点差にまで追いつけたのは大きい。次はホームのサンティアゴ・ベルナベウが舞台であり、ラウンド16のパリ・サンジェルマン戦はここで一気に3ゴールを奪い逆転勝利を収めた。

そこでキーとなるのはやはり、カリム・ベンゼマとヴィニシウス・ジュニオールだ。ベンゼマはこのシティ戦でも2ゴールを挙げており、1点目はシティが乗りに乗っているタイミングでのゴールで、少なからず相手の勢いをそぐことに成功している。PKのパネンカもさすがの落ち着きであり、戦術対決では大敗だったレアルを僅差の敗戦にまで引き上げたのはベンゼマの活躍があったからだ。

そんなベンゼマが最も輝くには相棒であるヴィニシウスの活躍が必須である。前半は少し大人しかったが、急遽右サイドバックに入ったフェルナンジーニョをハーフウェイライン付近で上手くかわすとシティの裏にある広大なスペースを独走。ボックス内にまで侵入し2点目を挙げている。そこからのヴィニシウスは生き生きしていた。ボールを持てばフェルナンジーニョ相手に積極的に仕掛け、フィニッシュにチャンスメイクとエデルソン・モラレスの守るゴールを脅かしている。

しかし、5月5日に行われる2ndレグではカイル・ウォーカーが復帰する可能性がある。1stレグでは怪我の影響でベンチ外とされていたが、すでにトレーニングには参加しているとの話もあり、戻って来ればフェルナンジーニョではなく、ウォーカーがピッチに立つのはまず間違いないだろう。キリアン・ムバッペですら止めてしまう守備者であり、復帰となればヴィニシウスには大きな壁が立ちはだかることになる。

内容だけでいえば大差を許す展開も考えられたが、相手の決定機でのミスもあり何とか1点差でホームベルナベウに帰ることができるレアル。守備面での修正は必須だが、決定力の高さはさすがであり、2ndレグもどうなるか全く予想がつかない(データは『SofaScore』より)。