攻守両面で輝けることは強みだ

注目度でいえばビッグクラブ間での大型移籍となるが、中堅クラブ、下位クラブにも実力者はおり、彼らを見つけ出せるクラブが移籍市場で得をすることになる。夏のアーセナルがまさにそれで、ボローニャから冨安健洋を安く獲得し、今では欠かせない守備者としてチームを支えている。

英『Football 365』によればチェルシーやユヴェントス、トッテナムがブライトンのDFマルク・ククレジャに興味を示しているという。特にチェルシーはマルコス・アロンソの移籍が濃厚となっており、その穴をククレジャで埋めたいようだ。

バルセロナの下部組織で育ち、その後はスペインのクラブを転々としたククレジャ。2019年から在籍したヘタフェで注目を浴び、ブライトンに引き抜かれている。

左サイドバックを本職とする選手だが、ブライトンでは左ウイングバック、3バックの左と左サイドであればどのポジションでも万遍なく起用されている。チェルシーはウイングバックでの起用を考えているようで、問題なくフィットするだろう。

ククレジャの強みは攻守両面で輝ける能力の高さだ。攻撃面では推進力のあるドリブルと高精度のクロスに武器に好機を演出する。ドリブル成功数27回、キーパス40本、クロス成功数28本と攻撃的なスタッツはチーム内でトップ3に入っており、彼の優秀さが分かる。

守備面では球際の強さで相手のアタッカーを封じることができる。0-3と敗れてしまったが、マンチェスター・シティ戦ではリヤド・マフレズをマークし、何もさせなかった。地上戦のデュエル勝利数数144回は断トツでチームトップであり、守備で安定感を見せながら攻撃でも違いを作れるのがククレジャである。

チェルシーとしては新オーナーが決まり、あとは正式な発表を残すのみとなっている。となれば来夏の移籍市場に影響することはないと考えられており、ククレジャのステップアップも現実的な話だろう(データは『SofaScore』より)。