そう遠くない未来のブレイクはあるか

MFメイソン・マウントやDFリース・ジェイムズを筆頭に、近年非常に楽しみなヤングタレントを数多く輩出しているチェルシー下部組織。かねてより才能の宝庫ではあったのだが、ここ数年でさらにその注目度は上がっていると言っていい。出身者のなかには他クラブで活躍している選手も多く、同アカデミーで育った若手はサッカー界で一種のブランドとなりつつある。

そんななか、来季はそんなチェルシー下部組織から楽しみな逸材が出てくることとなるかもしれない。将来が楽しみな有望株は多いが、なかでも注目しておきたいのはU-19イングランド代表MFハーヴェイ・ヴェイル(18)だ。

トップ下を主戦場としながら、攻撃的なポジションからインサイドハーフまで幅広い役割をこなすヴェイル。そのユーティリティ性能の高さも魅力的な同選手だが、彼に関してなにより魅力的なのは巧みなその突破力だ。重心を低く保ったまま足元に吸い付くようなボールテクニックで相手を翻弄するドリブルは、現地でエデン・アザールとも比較されている。利き足は左ということで違いはあるものの、「ゆくゆくチェルシーのサイド攻撃はヴェイルに頼る時代が来るかもしれない」と英『football.london』もその能力の高さには太鼓判を押している。

今季は主にU-23カテゴリで33試合に出場し、9ゴール5アシストという成績を収めているヴェイル。チェルシー時代のアザールと同様に得点とアシストを両立できるタイプのアタッカーである同選手だが、はたして彼は今後ブルーズでどこまでその才能を伸ばすことができるか。近い将来、チェルシーではまた新たな下部組織出身のスターが誕生するかもしれない。