アヤックスのリーグ2連覇にも貢献

2020年夏にアヤックスへ加入して以降、2シーズンに渡って印象的な活躍を見せているブラジル代表FWアントニー・マテウス。今シーズンはリーグ戦23試合で8ゴール4アシストを記録している。

3月のW杯南米予選ではチリ戦とボリビア戦の2試合に先発出場。チリ戦ではヴィニシウス・ジュニオールのゴールをアシストしたものの、続くボリビア戦では負傷により途中交代。それ以来、長期離脱を強いられているが、それでも今夏のビッグクラブ行きが噂されている。

ブラジル『UOL』によれば、ここ数週の間に、マンチェスター・ユナイテッド、リヴァプール、ニューカッスル・ユナイテッドの3クラブがアントニー獲得に向けてアプローチを行ったようだ。アントニーはその中でも特にマンUとリヴァプールの2クラブを好んでいるという。

両クラブともにプレミアリーグの歴史あるビッグクラブだが、現在マンUは低迷中。ここ最近は右サイドに20歳のアンソニー・エランガが定着しているが、攻撃の破壊力だけを考えれば少し物足りない。現在アヤックスを率いているエリック・テン・ハーグ監督の就任が決まっていることもあり、アントニーが監督と共にマンUへ加入すれば、右サイドで起用される可能性は高い。慣れ親しんだ戦術ということもあり、アントニーもすぐに本領を発揮できるはずだ。

一方のリヴァプールはマンUと対照的に、4冠の可能性を残す好調ぶりを見せている。モハメド・サラー、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノのフロントスリーに加え、ディオゴ・ジョタ、ルイス・ディアスといった豪華なメンバーが攻撃を支えている。

契約が2023年6月までとなっているモハメド・サラーの後釜としてアントニーは最適なのかもしれないが、リヴァプールがサラーとの契約を延長すれば、アントニーの出番は限られてしまうはず。当分は我慢の時間が続くだろう。

アントニーの中でマンUとリヴァプールの2択と決めているのであれば、よほどチャンピオンズリーグに出たいなどといった願望がない限り、テン・ハーグ監督がいるマンU行きがベターではないだろうか。

英『The Mirror』は、アントニーの移籍金が5000〜6000万ポンドだと報じている。マンUとしては守備陣を中心に大改革が必要で、あまり攻撃陣にお金をかけている余裕はないだろう。しかし、マンUならアントニーが活躍するための条件は揃っているため、多少無理をしてでも獲得するだけの価値はあるはずだ。