1年目ですぐにチームとリーグにフィットした

21-22シーズンは日本人選手の活躍が目立つシーズンとなった。セルティックでは古橋亨梧がシーズン20ゴールを達成し、フランクフルトでは鎌田大地と長谷部誠がELを制した。特に古橋と鎌田は日本代表をこれから支える存在であり、彼らの成長は大きい。

アーセナルに移籍した冨安健洋の活躍も衝撃的だった。移籍後はすぐさま右サイドバックで地位を確立し、ミケル・アルテタ監督から信頼を得た。日々、対峙するのはワールドクラスのアタッカーばかりだが、彼らの勢いに圧倒されない安定した守備力を持っており、堅守に貢献している。

英『Squawka』では今季のプレミアのサイドバックをランキングしている。1位はジョアン・カンセロ、2位はトレント・アレクサンダー・アーノルド、3位にアンドリュー・ロバートソンと続き、10位に冨安がランクインしている。

今季のアーセナルの補強はアーロン・ラムズデールらに注目が集まったが、冨安は忘れられない補強になったと称賛されており、彼がいないアーセナルは守備がウィークポイントになると重要性を主張している。

怪我もあって終盤は印象が悪くなってしまったが、適応の難しいプレミアにすぐフィットしたのは素晴らしい。クリア数55回、インターセプト数24回、空中戦勝利数47回はアーセナルでトップ3に入る好成績であり、後半戦は欠場が続きながらもスタッツでは存在感を示した。また、右SBだけでなく左SB、CBでもプレイできる多様性を披露しており、怪我が悔やまれる。

怪我なく1シーズンを戦い切ることができれば、おのずと評価は上がるだろう。守備面ではすでにプレミアで上位のものを見せており、攻撃の参加回数は少ないが、クロスや自らシュートなどアイデアは豊富だ。

今季最大の衝撃といっても過言ではない冨安のプレミアでの成功。怪我からの回復が第一優先だが、早く彼が万全な状態で活躍するのを見たい(データは『SofaScore』より)。