凄まじい気迫を見せたクルトワ

今季最大の大一番であるリヴァプール対レアル・マドリードのCLファイナルが行われ、結果は0-1でレアルが勝利。14度目となるビッグイヤー獲得を成し遂げた。

そんなレアルだが、このリヴァプール戦での勝利は今季のCLを象徴する勝ち方だった。

今季のレアルはCLでの優勝候補ではなかった。リヴァプールやマンチェスター・シティ、パリ・サンジェルマンらに続く2番手候補であり、決勝まで彼らが来るのを予想した人は少ないはずだ。

それでも、ファイナルの舞台に立ち、ビッグイヤーを掲げることに成功したのは彼らの“底力”にある。

特にGKのティボー・クルトワは凄かった。リヴァプール戦では総シュート数24本、枠内シュート数9本を受けることになるが、200cmの大きな体を生かしてビッグセーブを連発。データサイト『WhoScored.com』によればクルトワはこの一戦で9セーブを記録している。

今季のCLはこのクルトワの奮闘が目立った。ラウンド4シティ戦での2ndレグでは8セーブ、ラウンド8のチェルシー戦では2試合で計8セーブを記録している。失点はしているが、大事なところは絶対に通させないのが今季のクルトワだ。

後方が安定感を見せると、前線も安定する。特に相手が人数をかけた攻撃をクルトワがセーブすれば敵陣はがら空きであり、カリム・ベンゼマとヴィニシウス・ジュニオールのコンビが火を吹くことになる。

英『90min』の試合後の採点ではクルトワが10点中10点の満点評価を得た。「マネ、サラーのシュートをセーブし、決勝でとんでもないパフォーマンスを披露した」と絶賛されており、レアルの今季の底力の一つはこのクルトワのビッグセーブにあるといえる。