今季も序列を覆すことはできなかった

アーリング・ハーランド、フリアン・アルバレスと一気にストライカーが2人加入することになる来季のマンチェスター・シティ。それに伴ってガブリエウ・ジェズスは移籍を模索しており、シティの前線はこのオフシーズンで大きく変わる可能性がある。

ラヒーム・スターリングもジェズスに続いて移籍を考えている選手の一人だ。英『manchester evening news』によるとスターリングはより多くの出場機会を求めており、移籍先としてはレアル・マドリードの名前が挙げられている。

スターリングは2015年にリヴァプールから加入したアタッカーで、現バイエルン・ミュンヘンのレロイ・サネと共にスピードを生かした攻撃でシティを支えてきた。しかし左サイドではフィル・フォーデンが台頭し、右サイドではレスター・シティからやってきたリヤド・マフレズがフィットするようになると、出番が減少。今季のリーグ戦のプレイタイム(2128分)は加入した15-16シーズンに続いて低い数字だった。

スターリングが評価を下げている理由はシティのスタイルとビッグマッチでの貢献度にある。シティは相手を押し込んで戦うことを得意としており、できれば前線での不用意なロストは避けたい。新加入のジャック・グリーリッシュやフォーデン、マフレズはボールの扱いに長けているが、スターリングは彼らに比べると劣ってしまい、不用意なボールロストからカウンターを受けるシーンが散見されている。失点のリスクを減らしたいのであればスターリングではなく前述した3選手を使うのが理にかなっている。

今季スターリングはリーグ戦で13ゴールを決めており、これはケビン・デ・ブライネに続く好成績だが重要な、例えば対BIG6のようなゲームでは1ゴールも決められていない。フォーデンやマフレズはビッグマッチに強く、そういった点も序列が下がっている要因だと考えられる。

しかし長いリーグ戦を考えた際にビッグマッチ以外でゴールを奪える選手は大事だ。スターリングは加入後コンスタントにゴールを奪っており、プレミアでは320試合で109ゴール77アシストを記録している。本職のストライカーがチームにいないこともあるが、今のシティでプレミア通算100ゴールを超えているのはスターリングしかいない。

17-18シーズンから毎年二桁得点を記録するもチーム内での序列が上がらないスターリング。契約は2023年までとなっており、次の移籍市場で放出されることになってしまうのだろうか。