ミケル・アルテタは誰を欲しがっているのか

冬の移籍市場でピエール・エメリク・オバメヤンが退団し、先日アレクサンドル・ラカゼットもアーセナルからの退団を発表した。一時代を築いた2人のストライカーが退団することになり、残すアーセナルのトップチームのストライカーはエディ・エンケティアしかいない。そのエンケティアとは5年の新契約を結ぶとの報道があり、続報を待ちたい。

21-22シーズンの終盤に覚醒したエンケティアがチームに残留するのは喜ばしいことだが、来季はELを戦うこともあってストライカーの補強は必須となる。

英『The Athletic』では次の移籍市場でアーセナルが獲得する可能性のあるストライカーを紹介している。

まずマンチェスター・シティのガブリエウ・ジェズスだ。センターフォワードに加えて右ウイングでもプレイできる25歳のブラジル代表FWで、シティでは236試合に出場して95ゴール46アシストを記録している。175cmとサイズのある選手ではないが、プレミアの屈強なDFをも背負える強さを持っており、前線で起点になることができる。一瞬の抜け出しや献身性のある守備も強みであり、ゲームから消えることは少ない。唯一の欠点としてはサイドに流れた際の突破力であり、中央で使えばリーグ戦10ゴールに近い数字は期待できる。

エヴァートンのドミニク・カルヴァート・ルーウィンも候補の一人だ。イングランド代表のFWで年齢はジェズスと同じく25歳。189cmの高さはジェズスにない武器であり、20-21シーズンには16ゴールを決めている。しかし今季は怪我に悩まされており、17試合で5ゴールに終わってしまった。実力は確かだが耐久性に難があり、アーセナルは怪我がちな点をどう評価するのか。

高さを求めるのであればローマのタミー・エイブラハムは面白い選択肢だといえる。元チェルシーの24歳のストライカーで、今季は37試合で17ゴールを記録。フェイエノールトとのカンファレンスリーグ決勝でもスタメンで先発しており、タイトル獲得に貢献している。194cmはアーセナルの補強候補では最も大きく、今季はセリエAで78回の空中戦勝利数を記録している。これはエディン・ジェコらに続く数字で、リーグではFW限定だが6番目の好成績だった。しかし移籍金が高額になると『The Athletic』は主張しており、8000万ユーロ(日本円にして約112億円)を越える可能性があるようだ。

同メディアではジェズス、カルヴァート・ルーウィン、エイブラハムに加えてインテルのラウタロ・マルティネスやナポリのヴィクター・オシムヘンも候補に入っていると報じており、アーセナルは夏の移籍市場で誰を選ぶことになるのだろうか(データは『SofaScore』より)。