マンU一筋だったリンガードは完全移籍の経験がない

ポール・ポグバやファン・マタと同様に、マンチェスター・ユナイテッドからの退団が正式に発表されたジェシー・リンガード。2001年に下部組織へ入団して以降、20年以上在籍したクラブに別れを告げた。

2011年にマンUユースの一員としてFAユース杯優勝を経験したリンガードは、レスター・シティやバーミンガム・シティ、ブライトンなどイングランド2部に在籍していたクラブへのローン移籍を経験。2014年にマンUで念願のトップチームデビューを果たすと、ウェストハムに貸し出された半年間以外はこのクラブでプレイした。

リンガードはイングランド代表としても32試合を経験しており、フリーで獲得できるとなれば当然動きだすクラブが出てくる。伊『Gazzetta dello Sport』によれば、ジョゼ・モウリーニョ監督が指揮をとるローマが彼の獲得に興味を示しているようだ。

モウリーニョ監督は2016年から2年半マンUを率いていた過去があり、その際にリンガードも指導。ヨーロッパリーグやリーグ杯、コミュニティ・シールドといったタイトルを共に獲得した。

特に2017-18シーズンのリンガードはリーグ戦33試合で起用され、キャリアハイとなる8ゴール5アシストをモウリーニョ監督の下で記録。英『The Mirror』によれば、当時の2人の関係は良好だったようで、「僕とジョゼは、総じて良い関係だったと言わざるを得ない。彼は僕に良くしてくれた」とリンガード本人が過去に明かしていたようだ。

昨夏にローマの監督へと就任したモウリーニョ監督は、1年目からいきなりヨーロッパカンファレンスリーグを制覇し、ローマに14年ぶりとなるタイトルをもたらしている。モウリーニョ監督のやり方を知るリンガードであればすぐにチームに馴染めるはずで、ローマの戦力アップとなることは間違いない。

イングランド国外でプレイしたことのないリンガードがセリエAに馴染めるかどうかは気になるところだが、ローマ移籍は双方にとって悪くない選択となるはずだ。