プレミアリーグにぴったりと合う大型MF

今季ウェストハムをヨーロッパリーグ・ベスト4まで導き、改めて評価を高めた指揮官デイビッド・モイーズ。そんなモイーズのフットボールに欠かせないのがパワー勝負に強い大型選手だ。

過去に指揮したエヴァートン、マンチェスター・ユナイテッドではベルギーの大型MFマルアン・フェライニを好んで起用してきたが、今のウェストハムにもフェライニ2世と言っていい大型プレイヤーがいる。

チェコ代表の27歳MFトマーシュ・ソーチェクだ。2020年にチェコの名門スラヴィア・プラハからやってきたソーチェクもまた、192cmとフェライニに負けず劣らずのサイズを誇る。空中戦にも強みがあり、今季プレミアリーグではMF部門最多となる134回の空中戦勝利数を記録。中盤の選手ながら今季リーグ戦では5ゴールを挙げており、モイーズのフットボールには欠かせない。

スペイン『as』がソーチェクのキャリアを振り返っているが、当初はサイズからセンターバックを勧められることが多かったという。190cmを超える選手は何かと守備的なポジションを任されがちだ。

しかしソーチェクは元スペイン代表MFセスク・ファブレガスなど中盤のプレイヤーを好んでいたようで、その才能は中盤で開花。今季はウェストハムでさらに評価を伸ばすことになった。

市場価値もウェストハム加入当初は1500万ユーロだったが、今では3倍の4500万ユーロまでアップ。これは現役チェコ代表選手では最高額であり、ソーチェクはチェコを代表する大型MFとしての評価を確立した。

残念ながら今年のワールドカップ出場権は確保できなかったが、まだソーチェクは27歳だ。昨夏のEURO2020でチェコは印象的な戦いを見せており、レヴァークーゼンで活躍したFWパトリック・シックやそのレヴァークーゼン加入が決まった19歳FWアダム・フロジェクなど興味深いタレントも出てきている。モイーズの下でフェライニ級存在感を放つソーチェクも是非4年後のワールドカップで見たい選手だ(データは『WhoScored』より)。