ミランの育成力はイタリア代表復活へ繋がる

現在イタリアで注目を集めているストライカーといえば、サッスオーロ所属の23歳FWジャンルカ・スカマッカだ。

センターフォワードに課題を抱えるイタリアにとってスカマッカはエース候補の1人であり、今季のセリエAで16ゴールを挙げるなど195cmの大型ストライカーは躍動した。

現在はインテルやアーセナル、ミランなどビッグクラブが関心を示しているとされているが、注目したいのはスクデットを獲得したミランだ。

かつてのミランはスーパースターを集めて勝利するのが一般的だったが、今のチームでスーパースターと呼べる者は多くない。若い選手を育てつつ、育成と結果の両方を追い求めながら今季のスクデットを獲得したイメージだ。これはイタリア代表復活へのヒントにもなり得る。

伊『Gazzetta dello Sport』によると、U-17イタリア代表でスカマッカを見てきたブルーノ・テディノもスカマッカがミランに合うはずと語る。

「ミランが正しい行き先か? もちろんだ。監督のピオリはテオからトナーリ、レオン、トモリまで、チームの形を作ったのは彼だ。スカマッカにはミランの中心となるためのすべてが備わっている」

現在スカマッカが所属するサッスオーロはFWジャコモ・ラスパドーリやMFダビデ・フラッテシなどイタリア代表に選出される若手を多く輩出している育成上手なクラブだが、上位争いにはなかなか顔を出せていない。やはりイタリア代表復活へ繋げるには、チャンピオンズリーグに出場する上位クラブで若いイタリア人選手を育てたい。

インテルならMFニコロ・バレッラがそうだが、ミランも若手イタリア人選手で主力になっているのはトナーリくらいだ。今後は若いイタリア人選手をもう少し増やしていきたい。

テディノはスカマッカに関し、ロベルト・レヴァンドフスキに近い要素を持っているとも評している。イタリアのレヴァンドフスキと出来るかどうかは、今後の育成次第だろう。チャンピオンズリーグの舞台で活躍するイタリア人選手を増やしていきたいところで、今季ミランが見せたモデルはイタリア代表にとっても理想的だろう。