プレミア行きとなるか

近年プレミアリーグの上位クラブはサイドバックの獲得に熱心だ。とくにマンチェスター・シティだが、アーセナルは冨安健洋という素晴らしいサイドバックを手にして昨季は躍進を遂げた。逆にチェルシーはベン・チルウェル、リース・ジェイムズと正確にはウイングバックだがその位置でプレイする選手を欠いたことで昨季は失速してしまった。サイドバック(ウイングバック)の需要は上がっており、今夏の移籍市場でもサイドバック関連での動きはあるだろう。

英『Daily Mail』によるとマンチェスター・ユナイテッドとチェルシーがインテルのDFデンゼル・ダンフリースに興味を示しているようだ。チェルシーは2100万ポンド(日本円にして約33億円)で交渉を進めるという。

オランダのPSVで頭角を現わし、2021年にインテルに向かったダンフリース。右ウイングバックで重宝されており、昨季は45試合で5ゴール7アシストと得点力を見せた。

ダンフリースの魅力は積極的な攻撃参加だ。推進力のあるドリブルで敵陣に切り込み、188cmとサイズがあるため簡単に倒れず、ボールを失わない。クロスの質は高く、それはアシストの数が証明している。また、前述したサイズは左サイドからのクロスに合わせる時にも有効であり、ターゲットマンとして輝く。難点は守備の軽さであり、サイドバックとして起用すると予想されるユナイテッドは注意が必要だ。

チェルシーは右ウイングバックでの起用が多くなるだろう。このポジションはリース・ジェイムズがいるが、彼が3バックの右で起用されれば、両立はできる。リーグ戦、カップ戦、CLと戦うコンペティションは多く、人員過多にはならないはずだ。

ユナイテッドはアヤックスのユリエン・ティンバー獲得が難しく、こちらに乗り換えたのか。しかしダンフリースを獲得したとしてもディオゴ・ダロトとどちらも攻撃的なサイドバックになるのは気になる。シティのカイル・ウォーカー、アーセナルの冨安のような守備職人が欲しい。

オランダからイタリアへ渡り、1年でイングランド行きが決まりそうなダンフリース。ユナイテッドであれば即スタメンも考えられるが、オランダの長身サイドバックはどちらのチームを選ぶのだろうか。